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2013年04月07日

大原野神社の境内

 大原野神社は長岡京遷都の際に、桓武天皇の皇后・藤原乙牟漏(オトムロ)によって創建された。
 京から奈良にある春日神社までは遠い。そこで婦女子(天皇の后となった藤原氏の高貴な女性)は好んで春日詣の代わりに大原野詣をするようになった。

 大原や小塩の山もけふこそは神世のことも思出づらめ
 これは在原業平の歌。二条の后が大原野詣をされた時に詠んだ歌である。この歌には表の意と裏の意がある。実は業平と二条の后(藤原高子)はその昔恋をした仲であった。「伊勢物語」にも記されている。
 ここの例祭は四月八日に行われる。近くに勝持寺という別名を花の寺という桜の名所がある。ここには西行ゆかりの桜がある。また、変わった祭りとしては九月十日に相撲神事が行われる。長岡京遷都以前よりこの地で力のあった秦氏と遷都のときにやってきた斉藤氏が争い、後に和解したという歴史をこの神事は今に伝えているという。
 参道脇・右手に奈良の春日大社にある猿沢の池を模した鯉沢の池がある。
 左手には清和天皇産湯とされる「瀬和井(セガイ)」がある。
 大原やせがいの水を・・・ と万葉集の編者・大伴家持が歌に詠んだあの「せがい」である。
 ここを訪れるなら、春・桜の咲く頃がいい。先にも書いたが、勝持寺には桜が450本植えられており、見ごたえがある。小塩から歩いても報われる。

 〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1152  
タグ :洛西


Posted by koyuki at 07:00Comments(0)京都の庭園