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2013年08月11日

実光院・不断桜

 魚山大原寺下院の本堂・勝林院の僧院(子院)である。 はじめは大原陵(後鳥羽天皇・順徳天皇陵)の地にあったが、大正八年普賢院と理覚院を併合し、普賢院跡地であった現在の地に移転された。
 本尊は地蔵菩薩像、脇持には不動明王像と毘沙門天像を安置する。

 拝観料にはお茶と菓子代も含まれており、まずは入って左の客殿の赤い毛氈が敷かれた茶席に通される。ここでお抹茶を頂きながら契心園(旧普賢院庭園)を観賞できる。 この庭園は池泉観賞式である。
 心字の池に津川から導いた滝の水が流れ落ち、滝口の近くには蓬莱石組がある。 築山の松は鶴を、池の島は亀を表象している。また、築山には石造の五重塔を配置し、池のこちら側を俗世間、向こう側を仏の浄土に見立てている。
 客殿の西側一帯には池泉回遊式庭園(旧理覚院庭園)がある。理覚院が廃寺となり実光院に併合された後、荒廃していた土地を近年現住職が作庭したものである。中央にひょうたん池があり、配置してある石の多くは寺領の山や谷から運び込んだものである。
 西の金毘羅山や小塩山を借景に取り入れるために庭木を低く仕立てているので、極めて解放的な明るい印象を与えている。
            - 実光院略記参
  庭の中央にある不断桜は、例年初秋より翌年の春まで花を咲かせる珍しい品種で、秋の紅葉の季節には観桜と紅葉狩りが一度に楽しめる。
 この日(11月初旬)も不断桜は五分咲きであり、紅葉は三分といったところであったが、充分楽しませてもらった。
 普通よく見るのは赤い実をつけた千両であるが、この寺の入り口を入ったところには黄色い実をつけた千両が植えられていた。

 〒601-1241 京都府京都市左京区大原勝林院町187  
タグ :洛北


Posted by koyuki at 07:00Comments(0)京都の庭園