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2014年03月09日

新熊野神社のクスの木

  後白河上皇は紀州の熊野権現を深く信仰され、1160年に熊野三山をこの地にあった仙洞御所法住寺殿の内に勧請(分霊を移す)して新熊野神社(いまくまのと読む)を創立した。
 以後皇室の尊崇あつく社域も広大であったが、応仁の乱後荒廃した。その後、霊元天皇の時代に聖護院の道寛法親王が再建したのが現在の社殿である。平安期末以来、安産の守り神として信仰されている。
 境内にある樟(クス)の木は後白河上皇お手植えの神木といわれ、創建時に熊野から移植したものと云われる。高さ19m、周囲6mに達する。樹齢830年と云う。それにしても大きい。前を通る東大路の空に大きく張り出している。
 また、ここは能楽の祖、観阿弥、世阿弥親子が應安7(1374)年この地で足利義満将軍を前に神事猿楽を演じたことでも知られている。
 毎年5月4日、5日には新熊野祭が行われ、5日の午後には御稚児さんや宮司、神輿の行列が氏子の地域を巡行する。
 近くには泉涌寺、東福寺などがあるが、観光客はあまり見かけない。あの大きな樟の木がなければ、今熊野商店街の並びにあるので、普段なら、うっかり通り過ぎてしまうかもしれない。

 〒605-0971 京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町42  
タグ :洛東


Posted by koyuki at 07:00Comments(0)京都の庭園