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2013年03月31日

雨宝院の庭

雨宝院の庭 雨宝院(西陣聖天宮)。北向山と号する古義真言宗の寺院である。寺伝に寄れば、821年嵯峨天皇の病平癒を祈願し、弘法大師が大聖歓喜天像を安置した大聖歓喜寺が始まりで、境内は千本五辻まであったとされる。
 ここも応仁の乱により堂宇荒廃したため、1477年に雨宝院のみが再興された。
 観音堂に安置される千手観音立像は、藤原時代初期の作風を示し、重要文化財に指定されている。
 境内東南の井戸は「染殿井」(ソメドノノイ)と呼ばれ、染物に用いるとよく染まり、夏の旱魃時においても涸れることがないという。 また、本堂前には「歓喜桜」という、御室の桜と同種の八重桜があり、開花時には根元から花をつける。隣の赤松は「時雨の松」と呼ばれ、久邇宮(クニノミヤ)朝彦親王が、当院の参詣の折り、にわか雨を樹の下で凌がれたという話が残る。
 境内はけして広くはない、むしろ狭いくらいであるが、そう感じるのも境内に所狭しと咲く花々のせいであろう。
 洛中きっての自然美に溢れた花の寺である。四季折々の花が境内に植えられ、野趣に富む。
 春は狭い境内に花が咲き乱れているといった感である。
 拝観は無料である。きっと住職が花好きであるのか、または植木職人が大事に育てているのか、遺して欲しい庭である。
雨宝院の庭 京の古い町並みが続く界隈であり、西陣に近い一角にあるのだが、広い道に接しているわけではないし、案内板が出ているわけでもないので、観光客が押し寄せることもない。だから野趣が残されているのかもしれない。
 この寺で見られる花の名を挙げてみよう。
 福寿草、椿、クリスマス‐ローズ、ケマンソウ、ヒゴスミレ、チョウジソウ、ホウチャク、枝垂桜、八重桜、山吹、白山吹、キリシマツツジ、ボタン、都忘れ、クレマチス、エビネ、京鹿子(キョウガノコ)、白糸草、ホタルブクロ、キツリフネ、ササユリ、山ホトトギス、トウチクラン、フシグロセンノウ、ガンピ、ビヨウヤナギ等々。名前も調べていない花の写真もたくさん撮らせていただいた。その内、ちゃんと調べて花便りに載せたいと思っている。

 〒602-8481京都府京都市上京区上立売通浄福寺東入聖天町9−3

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Posted by koyuki at 07:00│Comments(0)京都の庭園
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