2015年04月29日
知恩院の三門
浄土宗総本山。法然ゆかりの地であり、入寂された地ともなった。 この三門は高さ24m、桁の長さ27m、木造の門としては世界最大のスケールを誇り、我が国最大。 空・無相・無願という3つの教えを表しているそうだ。
特別拝観の日に、三門の上に登らせていただいた。 かなり広い。中央に釈迦如来像、両脇に8体づつの十六羅漢像が置かれている。天井には龍と天女が舞っている姿が描かれている。
釈迦如来像が向いている方角には、京都の町並みが見下ろせる。
知恩院さんは、日本一大きな銅鐘を10数人の僧侶が体を反らせてつく除夜の鐘でも知られる。
ここは法然入滅の地である。法然はその晩年、法難に遭い(安楽寺参照)、僧侶の免許を剥奪されて土佐の国に配流された。恩赦にて帰洛が許可された時、既に法然は老いて衰弱していた。
光明偏照十方世界、 念仏衆生摂取不捨 (阿弥陀如来の光明はあまねく十方世界を照らし、仏を念ずる衆生をば摂取して捨てない。) 正月二十五日(現行歴三月七日)正午、この文を称えて眠るように息絶えたとされる。
方丈庭園は東山の美しい自然と調和した庭園は大小二つの池があり、作庭作業に加わった僧・玉淵坊は、小堀遠州とも関係が深く、桂離宮の作庭にも関わりがあったという。
〒605-8686 京都府京都市東山区林下町400
Posted by koyuki at 14:43│Comments(0)
│京都の庭園
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