2015年05月04日
妙心寺
臨済宗妙心寺の本山。山号を「正法山」といい、開創は1337年、花園法皇が自らの離宮を禅刹に改め、関山慧玄(無相大師)を開山として迎えたのが始まりとされる。
応仁の乱後、細川勝元の支援を受けて復興し、武士層が帰依し隆盛し、現在に至る。
広大な山内には46の塔頭寺院が点在する。
南の僧門を入ったところにある放生池があり、その近くに明智風呂がある。
写真は、山門の前から見た仏殿。この後ろに法堂、寝堂、大方丈、大庫裏など禅宗大伽藍が一直線に配置されている。
法堂の天井には大きな雲竜図が描かれている。俗に「八方にらみの竜」と呼ぶ。ほぼ中央に竜の目が描かれ、どこから見ても睨まれているように見えるからだ。
毎年6月18日には、山門懺法の日として山門が特別公開される。
京都人は、「東福寺の伽藍づら、天龍寺の武家づら、妙心寺のそろばんづら、大徳寺の茶づら」などと呼ぶ。づらとは面(つら)のこと。
妙心寺の「そろばんづら」は開祖・関山慧玄の日常が枯淡と質素をきわめた仏者であったところからきているらしい。
〒616-8035京都府京都市右京区花園妙心寺町1
Posted by koyuki at 11:28│Comments(0)
│京都の庭園
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