2015年05月09日
龍安寺の石庭
石庭の有名な龍安寺です。 写真は桜が満開のときの石庭。
同じ頃、石庭の裏(境内)ではシャクナゲも満開でした。
この寺を建てたのは「応仁の乱」の東軍側であった細川勝元であるが、創建当時はこの石庭はなかったらしい。
石庭にある15の石は、どこから見ても1つ2つは見えないように配置されている。東洋では15は完全を意味し、人間は完全ではないから全部の石は見えないという事らしい。
白砂を敷き詰めた上に15個の石が東から西へ七・五・三に配置された簡潔な構成の枯山水です。
海の景色を表現したとも、虎が子を連れて大河を渡って行く様子を表現しているともいわれています。
本堂の裏に、あの徳川光圀(水戸黄門)が寄進といわれる銭形のつくばいがある。書かれている文字は、中心の口の字を合わせるとそれぞれ吾・唯・足・知と読める。 「吾れ唯だ足るを知る」という禅の格言を図案化した無言の教えである。 物質文化の中にあって、この格言を見ると何か考えさせられるものがあります。
前に来たときは冬の寒い日だったので、境内で航平(次男)と二人で火鉢を囲んで湯豆腐を食べたのですが、今回は夏の暑い日だったので、木陰のベンチに腰掛けて衣笠山の方をしばらく眺めながら涼ませてもらいました。
前回来たときに、杉苔について短い講義を聞かせてくれた庭師のおじいさんを探してみましたが、今回は残念ながら会えませんでした。
〒616-8001 京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13
Posted by koyuki at 07:00│Comments(0)
│京都の庭園
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