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2015年05月10日

薬師寺

薬師寺
 珍皇寺の井戸から小野篁(おののたかむら)が冥界へ通っていたという話があるが、帰りは嵯峨野の大覚寺前の六道町にあった井戸から出てきたという。大覚寺前にあった福正寺がそれであるが、今はなくなり、清涼寺の境内にあるここ薬師寺に合併された。
 小野篁というとあの小野小町の祖にあたる人である。  官僚であった篁は夜な夜な珍皇寺の井戸から冥界へ通い、閻魔王に代わって、地獄行き、極楽行きを冥府の法廷で決めていたというのである。
 薬師寺は清涼寺境内の西、ちょうど狂言堂の前にある。私が訪れた日は、狂言堂で狂言の稽古が行われているところであった。中には子供達もいて、熱心に無言劇を演じていた。
  念仏狂言は毎年、狂言堂にて3月15日と4月(日は年によって変わる)に行われる。
 帰ってくる井戸だからか生の井戸(六道)と名付けられている。また、帰りの井戸は七つあったらしい。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道ともう一つは仏の世界にそれぞれ通じていたという。この井戸を七体の生六道地蔵菩薩が守っていた。
 今も生六道地蔵菩薩と小野篁像はここ薬師寺に安置されている。
 これとは別にまだ新しい(見た目に)三体の地蔵さんが門をくぐってすぐのところに祀られている。六道地蔵尊、るり光地蔵尊、夕霧地蔵尊と名付けられていた。
 しかし、行きの井戸は開いているのに、帰りの井戸がないとは、どういうこか。福正寺から生六道地蔵菩薩と小野篁像はここへ移されたが、生の井戸は埋め立てられてしまったそうである。もう戻って来ることはできなくなってしまったのである。

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