2015年05月10日
宝筺院の紅葉
善入山と号する臨済宗の寺である。平安時代に白河天皇の勅願により創建された。南北朝時代に夢窓疎石の高弟黙庵が復興した。
後に、室町幕府二代将軍足利義詮の没後、その院号宝筺院に因んで寺名が改められた。
境内奥に楠木正行(正成の子)の首塚である五輪石塔と義詮の墓である宝筺印塔が並んでいる。
近くには清凉寺や二尊院があり、秋の紅葉が美しい。10月下旬に訪れたのだが、紅葉を見るなら11月中旬から下旬がいい。
庭園は回遊式になっていて本堂裏から、宝筺印塔へ小道が続いており、裏(西側)は竹やぶになっている。 小道脇に山茶花の白い花が咲いていました。
左手奥に楠木正行の首塚と義詮の墓である宝筺印塔が石の柵に囲まれて立っている。
正行は四条畷の合戦で高師尚の率いる北朝の大軍と戦い討ち死し(23歳)、黙庵はその首級を生前の交誼によりこの寺に葬った。後にこの話を聞いた義詮は、正行の人柄を褒めたたえ、自分もその傍らに葬るように頼んだという。義詮は38歳で没した。
〒616-8424 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9
Posted by koyuki at 07:00│Comments(0)
│京都の庭園
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。