黄檗(おうばく)の萬福寺
宇治の黄檗にある黄檗(おうばく)宗の大本山。山号は黄檗山。寛文元年創建。開山は隠元。建築様式は明の黄檗山万福寺に模し、法式・風習すべて明制を取り入れている。
左の写真は総門。中央の屋根を高くし、左右を一段低くした中国風の牌楼式を用い、漢門とも呼ばれる。
この門を入って鍵型になった参道を進むと放生池があり、その前にある三門をくぐると長い参道は天王殿、大雄宝殿、法堂へと続く。
寺の玄関として設けられた天王殿には四天王と弥勒菩薩、韋駄天が安置されているが、この弥勒菩薩というのが、あの布袋さんである。
境内に植えられたツツジが花ざかりであった。
法堂の前では大きな機材を設置して寺の宣伝ポスターの写真でも撮っているようであった。
会社の先輩の両親がこの辺りに住んでおられ、若い頃、同僚達と訪れたことがあったのを思い出しながら、広い境内を散策して歩いた。
境内を縦横に走っている参道は、正方形の平石を菱形に敷き、両側を石條で挟んだ特殊な形式であり、龍の背の鱗をモチーフ化したものであるらしい。
〒611-0011 京都府宇治市五ケ庄三番割34
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