2013年09月01日
神光院の庭

境内には江戸時代の歌人・太田垣連月の茶所や石碑があり、連月が隠れ住んだことでも有名である。富岡鉄斉とも親交があった。
うつ人もうたれる人も心せよ
同じ御国の御民ならずや
春は桜、秋は紅葉の美しいところでもある。春は染井吉野の桜が山門を蔽うように咲く。晩春の霧島ツツジ。小さな池の畔のムクゲやサルスベリ、マンジュシャゲ。冬は白い八重の山茶花がきれいだ。
寺のすぐ後ろには舟山があり、盂蘭盆の五山の送り火には舟形がともされる。
毎年キュウリに病魔を封じ込める「きゅうり封じ」が7月21日に行なわれる。弘法大師ゆかりの伝統行事で、護符を差し込んだキュウリに名前や病を書いた紙を巻き、祈とうした後、地中に埋める。キュウリが土に返ることで病も消えると云い、厄除大師として信仰されている。
ちなみに京都三弘法とは、ここ神光院、仁和寺、そして東寺のことを云う。
〒603-8836 京都府京都市北区西賀茂神光院町120
Posted by koyuki at 07:00│Comments(0)
│京都の庭園
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