2013年11月04日
実相院の庭

客殿、御車寄せ、四脚門は、東山天皇の中宮、承秋門院の旧殿を移築(1721年)したもの。
内部には京・江戸狩野派の襖絵が集結する。国宝に指定されている後陽成天皇直筆の「仮名文字遣い」や後水尾天皇直筆の掛け軸など皇室ゆかりの寺宝も多い。
善阿弥の孫である又四郎が、桃山時代に作庭した池泉回遊式庭園。 作庭当時は現在の約二倍の広さがあった。
池の中央に大きな自然石の沢渡りがあるが、これなどは桃山時代の豪壮な風趣がよく現れ、後背に見える椎の大木が、幽遂閑雅な静寂浄土を偲ばせると云われる。
夏に訪れると、手水鉢にからみつくように咲くシュウカイドウ(秋海棠)、池の周りに咲くダイモンジソウ、反り返る花びらが愛嬌を添えるヤマホトトギスなどが見られる。 秋の紅葉も格別である。
近くには岩倉具視の旧邸(鄰雲軒)がある
Posted by koyuki at 15:23│Comments(0)
│京都の庭園
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