2015年05月01日
三十三間堂
三十三間堂は正しくは「蓮華王院」と云い、後白河上皇が1164年に創建。上皇はこの地域に「法住寺殿」という御所を造った。蓮華王院はその中心の仏堂であった。 三十三間堂と呼ばれたのは、お堂の内陣が三十三の柱間から成り、そこに一千一体の千手観音が祀られたので、長大なお堂となったためである。
三十三という数字は観音様は祈る人を救うためには、三十三ものたくさんの姿に身を変えて助けてくださるという信仰に因んでいる。
堂内には千手観音の丈六座像(高さ3.35m:国宝)が中央部に安置され、その左右に500体づつの等身大の立像(重要文化財)が並び、中央部や西裏側に観音二十八部衆・風神・雷神の三十体(国宝)が安置されている。
このたくさんの彫像はすべて寄せ木造りで優れた力作ばかりであり、圧倒される。
三十三間堂というと毎年1月中旬に行われる古儀・通し矢にちなむ弓道大会が有名であるが、私はまだ一度も行ったことがない。 この日、成人を迎えた女性達の晴れ着姿での競技は、今や京都の正月の風物詩となっている。
〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻り−657
Posted by koyuki at 10:46│Comments(0)
│京都の庭園
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