2015年05月05日
大法院
長姫(真田幸村の兄信之の長子信吉の長女)が建てたとされる塔頭であるが、この祖父信之の法名「大法院」を院号としたとされる。
ここはいつも連休中(5月初旬)に新緑の特別拝観と銘打って、公開されている。 私は、これで3度目の拝観である。
庭の南東に茶室があり、向かい側には待合いがある。機能的に構成された庭になっている。
庭を見ながらお茶と茶菓子を頂くことができる(拝観料に含まれる)。
のちに光国院の梁南禅棟が中興し、このとき盛徳院と併合した。これにより徳川家康の長女亀姫像「盛徳院殿像」が所蔵されている。本堂(方丈)内陣に盛徳院殿位牌等、徳川家の葵紋を装飾してあるのは、その因縁である。
本堂の襖絵に土方稻領(トウレイ)画の叭叭鳥図(ハハチョウ)がある。
叭叭鳥は中国に産し、九官鳥の様なものとされる。梅の老木に群がり飛ぶ有様を現している。
「長空鳥任飛」
心境の思うままに自由自在の有様を表現した言葉を画に表わしたものと云われる。
参道にはツツジ、シャクナゲ、シオン等が咲いていた。
〒616-8023 京都府京都市右京区花園大藪町20
Posted by koyuki at 07:00│Comments(0)
│京都の庭園
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