2015年05月23日
閑院宮家跡
京都御苑西南角にある閑院宮邸跡が修復され、公開されていると聞いたので、見学に行ってきました。
ここは江戸時代から続いた閑院宮家の屋敷跡です。もともと京都御苑は、江戸時代には二百もの宮家や公家の邸宅があった公家町でした。 閑院宮家は、伏見宮、桂宮、有栖川宮家と並ぶ江戸時代の四親王家のひとつで、東山天皇の皇子直仁親王を始祖として創立されたそうです。 東山天皇の時代は、五代将軍徳川綱吉による生類憐れみの令発布や赤穂浪士の討ち入りなどが世情をにぎわしていた。
この後の中御門天皇の時代に入り、朝幕関係はきわめて良好であり、閑院宮の創設などは、その反映といえる。
写真は中庭です。 木造平屋建の内部には、収納展示室があり、京都御苑の自然と歴史に関する写真や絵図、閑院宮家ゆかりの品々が展示されています。 広い庭園も歩いて見学できるようになっています。
歴史的価値が高い閑院宮邸跡を保存し、公家屋敷としての面影を遺す建築と庭園を活用するために、平成15年から3ヵ年をかけて全面的な改修が行われ、平成18年3月に竣工した。
庭には芝生が敷き詰められ、天気も良かったので、つい寝転んでみたくなった。
その築地塀の向こうが、丸太町通りであり、たくさんの車が行きかっているとは、全く想像できないほど、静かな空間であった。
Posted by koyuki at 18:43│Comments(0)
│京都の庭園
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