2015年05月23日
廬山寺(ろさんじ)と紫式部
京都を散策する方法としては市バスか自転車をお薦めする。 車では駐車場を探すのに時間がかかるし、駐車場さえ近くにない場合がある。
市バスなら観光地なので、大概の寺院近くにはバス停がある。 気候がよければ自転車がいい。 家から自転車に乗って市内ならどこへでも行く。 運動にもなるし、自転車なら門の前まで乗り着けて、そこに駐輪し拝観できる。
四条通から堀川を上がって、今出川を右折し烏丸通まで来れば、相国寺も御所もすぐそこである。 今日は相国寺から御所を通って櫨山寺へ。 入り口の門をくぐると右手奥に鐘楼が見える。 この地は紫式部の邸宅跡として知られ、この邸宅で育ち、結婚生活を送り、一人娘の賢子を産み、五十九歳で逝去した。 この邸宅で「源氏物語」、「紫式部日記」、「紫式部集」を執筆したとされる。
庭の向こうは歴代天皇の皇子・皇女の陵墓がある。 ここで光格天皇は再三月見の宴を催したそうである。
庭は枯山水の平庭があり、苔の緑と白砂が美しいコントラストを見せている。 夏から秋にかけて桔梗の花が咲く。
道を隔てた向かい側(御所との間)には梨木神社があり、秋は萩の花が境内を埋め尽くすように咲く。9月の中旬が見頃で、この頃、萩まつりが催される。
〒602-0852 京都府京都市上京区北之辺町
Posted by koyuki at 18:57│Comments(0)
│京都の庭園
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