2015年05月30日
宝鏡寺の人形展
この前に来た時は閉門(16:00)の時間を少し回ったところだったので、中へは入れずに帰ったのですが、今回は午前中に出かけたので、庭を見ることができました。 人形展として開門しているのですが、私の目的はもちろん庭の方にあるのです。 人形展は3月1日~4月3日までとなっています。
ここは別名を百々御所とも呼ばれています。 これは、歴代に皇女方が出家入山されたことからきています。 室町幕府八代将軍足利義政の妻日野富子の御木像がまつられている。 富子と義政と聞けば応仁の乱を思い出す人は多いだろう。
この寺の本尊は膝の上に鏡を持たれた座像観音だという。伊勢二見ヶ浦で漁師の網にかかって引き上げられたという伝説がある。
椿や桜もいいが、一度伊勢撫子の赤い花が見てみたいものだ。 話では、宝鏡寺では代々咲きつがせてきたそうである。赤いと言ったが、花の色は白、臙脂、淡赤といろいろあるそうだ。残念ながら、花時には拝観されていないので見ることができない。
当時の有栖川宮が植物の大好きな光格天皇に献上したというこの伊勢なでしこの種を、光格帝は宝鏡寺に入った女宮に、本尊にちなんで与えた。その時の植木鉢(百個)がまだ残されているとも聞く。
〒602-0072京都府京都市上京区寺ノ内通堀川東入ル百々町547
Posted by koyuki at 07:00│Comments(0)
│京都の庭園
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。