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2015年05月31日

椿寺

椿寺
 正式名称は昆陽山地蔵院といい、浄土宗の寺である。 726年に、行基菩薩が聖武天皇の勅願によって摂津国の昆陽野池のほとりに建立した地蔵院が始まりとされる。その後、平安時代に衣笠山麓に移され、室町時代の初期に戦火で消失したが、足利義満が金閣寺建立の余財で再建し、1589年に豊臣秀吉の命によって現在の地に移った。
 地蔵堂に安置されている鍬形の地蔵菩薩は、行基作の当初からのものと伝えられる。書院の前庭には、かって有名な「散り椿」があったが、今は枯れてしまって、二代目の樹齢百年の椿が毎年五色の花をたくさん咲かせてくれている。
 初代の散り椿は、加藤清正が朝鮮蔚山(ウルサン)城から持ち帰って秀吉に献上し、さらに北野大茶会のときに地蔵院に献木されたものであった。
 秀吉は晩年、自己肥大が昂じて、朝鮮へ首都を移し、中国をも我がものにしようという妄想を抱いた。平和に暮らしていた朝鮮人にとっては、いい迷惑であった。
 京都には椿の名所が多い。清正が持ち帰った散り椿は種子がよくできたとみえて、市内には、この品種の子孫も多いと聞く。
 後に朝鮮から来た僧によって里帰りし、蔚山でも、また根付いたという。
 子規の句に
  「椿寺の椿の花は散りてこそ」 
   というのがあるが、確かによく手入れされた苔庭の落花の風情を訪ね来る人も多い。

 〒603-8332 京都府京都市北区大将軍川端町2


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